バイクをローンを組む前に知っておくべき審査基準のまとめ
バイクローンを組んで、欲しいバイクが買いたい!バイクローンってどうやって組むの?バイクの購入資金ってどれくらい?バイクローンのメリットとデメリットをきちんと知っておきたい!
バイクローンとは?
バイクローンとは、バイク購入の際にかかる費用を借りるためのローンです。バイクは高額ですので、現金で買うよりもバイクローンで購入資金を借りる方が多いようです。今回は、バイクローンでバイク購入を検討中のあなたへ、バイクローンの組み方や実際にかかる費用、審査基準などをお伝えします。
バイク購入時にかかる費用は?
1税金
バイクを購入する際には、車両価格とは別に様々な諸費用が掛かります。その中で、まず1つめは税金です。自動車重量税と軽自動車の2種類の税金を納めなければなりません。下記に詳しく挙げてみます。(平成28年4月1日〜の金額です。)
≪自動車重量税≫
・原動機付自転車(〜125cc)→→課税なし
・軽二輪自動車(126〜250cc)→→新車登録時のみ4,900円
・小型二輪自動車(251cc〜)→→車検ごとに1,900〜2,500円(経過年数が大きくなれば高くなります。)
※重量税は排気量によって区分されています。
≪軽自動車税≫
・原動機付自転車(〜50cc)→2,000円
・原動機付自転車(51〜90cc)→2,000円
・原動機付自転車(91〜125cc)→2,400円
・軽二輪自動車(126〜250cc)→3,600円
・小型二輪自動車(251cc〜)→6,000円
※軽自動車税は毎年4月1日現在の所有者に課税されます。年度途中に取得した場合はその年度の税金はかかりませんが、年度途中に廃車をした場合にはその年度の税金がかかります。また、払い戻しもありません。もしも、廃車予定のバイクがあるなら3月末までに廃車手続きを行わないと、4月1日以降に手放した場合は、バイクを持っていないのに税金を払うということになってしまうので注意が必要です。
2保険
2つめは保険です。自動車損害賠償責任保険は、法律によって加入が義務づけられていて、『強制保険』ともいわれています。料金は、加入期間が長くなればなるほど安くなります。税金と同様に、こちらも排気量によって区分されていますので、下記に挙げてみます。(平成25年4月1日〜の金額です。)
・原動機付自転車(〜125cc)→12ヶ月で9,180円(ひと月あたり765円)、60ヶ月で17,330円(ひと月あたり289円)
・軽二輪自動車(126〜250cc)→12ヶ月で9,510円(ひと月あたり793円)、60ヶ月で28,060円(ひと月あたり468円)
・小型二輪自動車(251cc〜)→12ヶ月で9,180円(ひと月あたり765円)、36ヶ月で18,020円(ひと月あたり501円)、36ヶ月が最長です。
※途中解約の場合は払い戻しがありますので、加入忘れ防止の意味でも長期加入をお勧めします。また、万が一の事故に備えて、任意保険にも加入するようにしましょう。
3印紙代
3つめは印紙代です。自賠責保険、重量税と同じく法定預かり費用と呼ばれるもので、運輸支局への登録などをバイクショップに代行してもらう場合に必要な印紙代のことです。販売店手数料に含まれている場合もあります。自分で申請などの手続きを行う場合には必要ありません。
4手数料
4つめは手数料です。手数料には2種類あり、まず1種類目の納車整備手数料とは、『現状納車』という特別な場合を除き、バイクの納車前にバイクショップが行う点検や整備にかかる費用のことです。新車の場合は、各種部品取り付けやオイルの補充、バッテリーの充電などが含まれます。中古車の場合は車両の状態によってもこの金額が大きく変わってくるので、よくチェックしましょう。
2種類目の登録代行手数料は、車両登録等に関する登録手続きをバイクショップに代行してもらう費用のことです。250cc以上のバイクだと、4万円ぐらいが相場のようです。バイクショップと登録する運輸支局がの距離が離れていると、割高になるケースもあるようですので、あらかじめ調べておくといいですね。
いずれにしても、この2種類の手数料はバイクショップごとに大きく差があるようですので、よく確認しておく事が大切です。『車両価格』は安くても『手数料』が高くなり、結果として『購入費用』が予想以上に高額になってしまった!なんてこともあり得るので注意が必要です。
5維持費
バイクをずっと乗り続けるためには購入した後の維持費が必要です。維持費としては『自動車重量税』、『軽自動車税』、『自賠責保険』、『任意保険』、『メンテナンス費』などがあります。税金や保険はもちろん、安全かつ快適に乗るために『メンテナンス費』は必要不可欠です。バイクの外観に異常が見られなくても、経年変化によって性能の低下が起こりうるため、エンジンオイルやタイヤ交換などにかなりの費用がかかると見込んでいた方が良さそうです。
バイクローンを組む前に?
シミュレーションする
バイクローンを組む前にまずシミュレーションすることが大切です。ローンには金利がかかってきますので、金利を含めた返済額をきちんと計算して実際の返済金額がいくらになるのか?毎月無理なく返済できるのか?確認しておきましょう!ローン会社のサイトには返済シミュレーションをできるページがありますので、必ずシミュレーションを行って下さい。
組む方法を知る
バイクローンを組む方法は様々あります。友人や家族など、周りの人達から情報を得るのも1つの方法ですが、2chを活用するという手もあります。いろんな人の正直な意見を参考にできて、意外な盲点に気付いたり、新しい発見があるかもしれません。
金利を知る
バイクローンを組む際に、金利を知ることは大変重要なポイントです。金利が1%変わるだけでも支払い総額はかなり変わってきます。バイクローンの金利の相場を知り、様々なバイクローンの金利を比べてみることで、自分が組もうとしているバイクローンが適正な金利であるかどうかを冷静に判断することができます。
審査基準を知る
バイクローンの審査基準を知ることも大切です。せっかく欲しいバイクを見つけて購入の手続きを進めても、もしもローンの審査に落ちてしまって保留になってしまったら…ガッカリですよね。しかも、そのバイクが通勤や通学でどうしても必要な交通手段だとしたら…。そうならないためにも、バイクローンの審査基準を知っておきましょう。
バイクローンの審査基準は自動車ローンと同様に厳しいようです。例えば、クレジットカードなどで他社からの借り入れが多い場合は落ちることもあるようです。事前に情報をしっかりと集めて、もしも他社からの借り入れがある場合は返済しておくことも対策の1つのようです。
バイクローンの組み方は?
信販
バイクを購入する時にバイクショップでローンを組む場合、信販系のバイクローンになります。メリットとしては審査基準が低く、比較的審査に通りやすいという点です。デメリットは金利が高いと点です。あまり考えずに決めてしまうと、支払総額が他のバイクローンに比べて高額で損をしてしまう可能性があります。
ホンダのバイクを購入しようとお考えの方には『ホンダクレジット』というバイク購入クレジットがあります。支払い方法が選べたり、手続きが簡単そうですので他のバイクローンと比較してみてはいかがでしょうか?
銀行
銀行のバイクローン(マイカーローン)でローンを組む方法です。JAバンクのマイカーローンがこれにあたります。メリットは非常に低い金利で借りる事ができ、無理のない返済計画をたてやすい点です。デメリットは審査基準が厳しく、提出書類が多くて手間がかかるといった点です。気軽に組むのは難しいですが、長期のバイクローンをお考えの方にはお勧めの方法です。
カードローン
カード会社のバイクローンには銀行系のカードローンと消費者金融系のカードローンがあります。銀行系のカードローンには『三井住友銀行カードローン』や『三菱東京UFJ銀行カードローンバンクイック』などがあり、メリットは『低金利』と『総量規制がない』という点ですが、『審査に通りにくい』というデメリットがあります。
一方、消費者金融系のカードローンには『プロミス』、『アイフル』などがあります。メリットは審査基準が非常に低く、オンラインで申し込みができたり、即日の借り入れも可能なほどスピーディーに借り入れができる手軽な点です。デメリットは金利が高いという点です。しかし、『無利息期間』が設けられているものもあるので、短期間での借り入れをお考えの方にはお勧めです。くれぐれも、短期間で返済する!という場合のみお勧めですので、ご注意を!
他には、信販系のカードローンもあります。『オリコ』や『ジャックス』などがそれになります。信販系のカードローンのメリットは、付随するサービスが充実しているという点です。例えば、カードを使うたびにポイントが貯まって様々な使い方ができたり、レンタカーやホテル等を優待価格で利用できるなどというお得なサービスを利用することができます。デメリットはやはり金利が高いという点です。
それぞれのカードローンの特徴をよく理解し、ご自分に合うカードローンを選択して下さい。
バイクローンの金利は?
各金融機関別の金利%は以下の通りです。
3%〜5%
銀行のバイクローン(マイカーローン)の金利は3〜5%が相場です。
7%〜15%
信販会社や貸金業者のバイクローンの金利は7%〜15%と高くなります。
バイクローンの審査基準は?
信用が足りているか
バイクローンの審査では『お金を返済できる信用が足りているかどうか』がまず重視されます。信用は若い人ほど少ない傾向があり、特に学生だと『信用が足りない』と判断されがちです。そこで、『信用をプラスする』という意味で、保証人を立てます。そもそも、カードローン以外のバイクローンには保証人が必要です。一部、保証人不要の金融機関もありますが、その場合には保証金が必要だったり、審査の結果によっては保証人が必要になる場合もあります。カードローンには保証人は必要ありません。
学生の場合は、なかなか親の承諾を得られなかったりと、バイクローンを組むのは難しいですよね。そんな時には『学生である』ということを利用して、『学生ローン』を組むという方法があります。金利が低く、使途を問われることもないので、確実に返済できるのならお勧めです。ただし、返済が滞った場合、親に連絡が入ることもありますので、きちんと返済しましょう。
返済してくれる見込みがあるか
バイクローンの審査基準では、『貸し付けたお金をきちんと返済してくれる見込みがあるかどうか』ということが重要なポイントです。一括で返済するのか、分割払いにするのか、毎月の返済額はいくらなら可能なのか、ボーナス払いを併用するのかなど、無理せず返済できる方法を選びましょう。
収入があるか
バイクローンを借りるという事は、当たり前ですが『返済する』ということです。返済を滞りなく行うためには『収入があるかどうか』が大切です。借り入れの金額によって、どれぐらいの収入があればクリアできるのかという点は変わってきますが、いずれにしても、収入が多いほうが審査に通りやすいのは言うまでもありません。頭金を多めに用意しておけば、ローンの支払い自体が楽になるだけでなく、借り入れ金額を減らせるため、審査に通るためには大きなポイントだといえます。
また、銀行以外の消費者金融などのバイクローンを組む時には『総量規制』のことも忘れてはならない点です。『総量規制』とは、個人がキャッシングなどでお金を借りる時に、原則として年収の3分の1までの範囲内で利用する仕組みの事です。例えば、年収300万円の人は100万円までしか借金ができないというものです。バイクローンで『総量規制の対象外』とされている場合でも、実際に購入するバイクが担保になっていることが条件になるので、注意してよく確認してからバイクローンを組みましょう。
まとめ
今回はバイクローンを組む前に知っておいて頂きたいことや、購入費用にはどういったものが含まれるかをお伝えしましたが、いかがでしたか?高額のバイクを購入するにはバイクローンを組むのはやむを得ないことですが、バイクローンはあくまでも借金です。この事をくれぐれも、お忘れなく!無理なく、ご自分に合ったバイクローンを組んでこそ、バイクを楽しく乗ることができるのです。
特に、シミュレーションをきちんと行っていろいろなバイクローンを比較検討してみて下さいね。
公開日:
最終更新日:2017/01/23