借りる・返済・取り戻す・投資する【住宅・車・教育・株・FX・仮想通貨】お金のまとめ

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FXで生活するのは大変なの?《重要なのは資金とリスク管理》

FXだけで生活するのは難しいかも知れませんね。中には専業で生活している人もいるでしょうが時間に追われ自由な時間はほとんどないと言います。しかし他に仕事があって趣味または副業の範囲なら良い小遣い稼ぎにはなるかも知れませんよ。

FXで生活するということ

人間なら、いや男なら一度くらいはやってみたいと思う「投資系の仕事」。とくに「株式投資」と「FX投資」でしょうね。パソコン上で売買ができ利益を出すことができるということは、毎日会社へ通勤している方から見れば朝早起きしなくて良い、満員電車に押し込められることもない、上司の嫌な顔を見なくても良い、同僚との付き合いもしなくて良いなどサラリマンが通常している日常を根底から覆す夢のような生活なのでしょうね。

台風の日や雪の日なんて電車は止まる、車は渋滞と決まっているからその分早起きしなければならない。地域にとっては雪かきしなければならない方も多いでしょう。車を車庫から出すだけでも腰が痛い、疲れる、もう会社行く元気もない。

生きがいをFXに求めるのは過酷?

電車が止まれば迂回路を考えあちこち路線を乗り換えするなんてみんなが考えていることでしょうから当然混むわけです。会社に遅刻しないように必死ですよね。商談の予約が入っていればもう時計とにらめっこですね。

住宅を郊外に建てて夢のマイホーム実現、と喜んでいるのは子どもだけで働く方は早起き、帰りは遅い、の連続でたまの休みでゆっくりしようと思っても家族サービスが待っています。

こんな毎日があと何十年も続くことを考えるだけで憂鬱ですね。「俺は何のために働いているのか」などと考えも「住宅ローンの支払いのためだ」と結論が出るだけ。

そんなとき考えるのは「流行りのFXでもやるか」と経済的束縛からの解放を願いせめて毎日の通勤からの脱却を、早起きしない自由を、毎日の充実を、なんて思うわけです。

ゼロサム世界の生活者?

ところで「ゼロサム」という言葉、ご存知でしょうか?「ゼロ」は数字の「0」で「サム」は合計を意味する「sum」です。「ゼロサム?」=「合計が0?」、その通りです。実はゼロサムというのは株やFXのトレードをしている世界でよく使われる言葉で「一方が儲かれば、その分誰かが損をしている」ことを差す言葉です。

ちょっと難しいですか?FXをしてなぜ儲かるのか(損をするのか)を考えると分かるでしょう。商品を販売しているお店は仕入れと売り上げの差額が利益となりますね。それと同時に「商品」も移動します。お店の商品は購入したお客へ渡ります。商品の移動とお金がセットになっていますね。

FXはどうですか?例えば1米ドル=90円の時に買って100円の時に売れば利益ができます。これは商店と同じで90円で仕入れ、100円で売り上げる、その差額が利益となる。ここまでは一緒です。でもモノは動いていますか?動きませんね。何も動くことなく仕入れて売るだけで利益が出る、何かおかしくないですか?

1米ドルを90円で売ってくれる人がいるから仕入れることができる、100円になったときに買ってくれる人がいるから売り上げがでる。つまり売る人と買う人がいるから利益が出たわけで、その人たちが売りも買いもしなければあなたは何も利益を出すことができないです。

生計を立てるのは可能なの?

FXには常にプレーヤーがいるから何も感じることなく普通に売買していますが細かく見れば売る人、買う人達がそれぞれの思惑で動いているだけで、FX業者相手に売買しているのではないことに気付く必要があるでしょう。

ギャンブルと同じではないの?と思う方もいるでしょう。例えば競馬。競馬は胴元がJRAです。胴元は売り上げの25%を天引きして残りの75%を配当していると言われているようです。ギャンブルは相手が胴元として常に存在していていますので買った馬券は「商品」と言えます。胴元が販売した商品ですね。それが当たれば配当金が支払われ、外れても「はずれ馬券」という商品が残りますのでFXとは違いますね。

FXはプレーヤー同士でのみお金のやり取りをしてFX業者はその仲介をしているに過ぎません。プレーヤー10人が100円ずつ出し合えば市場にあるお金は1,000円です。その中で誰かが1米ドルを100円で買わないかと持ちかけ誰かが買えば市場にあるお金は1,000円のままですね。

100円で誰も買わないので90円に値下げしました。90円なら良いよと買います。その人は10円儲かりましたが売った人は10円損しました。10円のお金が移動しただけで市場にあるお金の総額はやはり1,000円です。これをゼロサムと言い、FXトレーダーは「ゼロサムゲーム」をしているといわれる所以です。

誰か儲かるということは誰かが損をしている。そんな世界ですね。

基礎を勉強しよう

FXで生活するということはすべてにおいて自己責任ですね。その代り儲けを出せばすべて努力の報酬として受け取ることができるでしょう。反面損を出せば1日1食、それも食パンのみということも覚悟しなければなりません。

努力は何もパソコンを目の前に一日中座っているだけではないですね。勝つためにはまずFXについての基礎知っておく必要があるでしょう。単にチャートを見て上げ下げのトレンドに乗っているだけではそんなに儲けることはできないですね。

いやトレンドに乗るもの悪い方法だとは思いません。5分足を見ていればそんなに勉強しなくても小遣い程度なら稼ぐことができるかも知れません。FXはなぜか上がるとき、下がるときがはっきりしていて素人でも割合簡単に勝負することはできるようです。

でもFX市場は些細なことで簡単にトレンドが反転することがある世界でもあります。トレンドが上げなにか下げなのか、反転したのかを見極めるには「ダウ理論」がおススメです。書籍を買う、インターネットで勉強するなら「ダウ理論」で検索しましょう。

「主婦でも勝てるシリーズ」や「サルでも分かるシリーズ」読んでも無駄とは言いませんがそんな本を買って儲かるならみんな儲かりますよね。しかしみんなが儲かることはゼロサム的に考えればあり得ないことでしょう。

チャートを主観ではなく客観的に判断する力を手に入れるには「ダウ理論」が基礎として良いのではないでしょうか。

FXでスキャルピング、初心者でも理詰めトレードでいける?!|

FXのトレード方法の1つ、「スキャルピング」は、数秒から数分での取引方法のため、利益の幅が小さく何度も売買を繰り返すことが多くなります。その回数の多さのために、資金が底をつく事例もあります。でも大丈夫です!しっかりとマイルールの元に、淡々とトレードすることで、儲かる方法であることが見えてきました。そのヒントを今回は載せてみましたので、短時間で気軽にFXを初めてみたい方、まずは覗いてみてくださいね!

ダウ理論 – 株式会社インベストメントカレッジ

参照元:株式会社インベストメントカレッジ(2016年8月、著者調べ)

資金はいくら必要なの?

ダウ理論を勉強しながらトレードを行う、これはその理論を検証するには良い方法と言えます。しかし何度も言うようにFXの世界は何が起きるか分かりません。ダウ理論で反転したと思っても予想に反した動きを見せることがあります。

当然その時はマイナスとなることでしょう。プラスの月、マイナスの月があり相場はどのようなニュースで動くのかなども経験し記憶していかなければなりませんね。

勉強と実践、経験と記憶を身につけるには1年程度かかると思った方が堅実と言えます。したがって1年くらいは食べていけるだけの資金が必要ですね。

またFXにいくら投資するのかも考えないといけません。手元に100万円あってレバレッジを25倍の全力で始めたらあっという間にFXから退場になることもあることです。

基本は半分投資、レバレッジは効かせないことですがそれでは儲けが出ないという方もいます。でもやみくもにトレードしても儲かることはできない世界です。初めの1年間は勉強としレバレッジを効かせずそのまま投資することをおススメします。

ということは1年分の生活費と投資資金は最低必要ですね。月に25万円あれば生活できるのなら25万円x12カ月=300万円と投資資金200万円でそのうち使うのは100万円。100万円で1日1,000円稼ぐことを目標に1年間続けると良いような気がします。

1日1,000円でも月額3万円、年額36万円です。100万円で年間36万円の利益なら36%の利回りですね。こんな高率がまずないと思いますが、勉強期間はこのくらいの目標で良いでしょう。ということは合計で500万円は必要ということになりますね。

生活費を稼ぐ自信がありますか?

とくにFXのしやすさは株式投資と違い最初から多額の資金を必要としないことでしょうか。株式だと銘柄にもよりますが日経255銘柄なら1銘柄あたり最低でも100万円は必要でしょう。でも1銘柄だけでは利益を毎日出すことは難しく3銘柄から5銘柄くらい持っていないと売買のチャンスが訪れず、1日中PCモニタとにらめっこして終わるということも多いのではないでしょうか。

株式で5銘柄を持つには単純に500万円も資金が必要ですが、FXの場合レバレッジ(倍率)を25倍掛ければ10万円の資金で250万円のお金を取引に利用できドル/円のペアで取引することを考えて1ドル112円は113円と1円動くだけで2万5,000円の利益(または損益)を生むことが期待できるわけですよ。

仮に1日1回の取引で2万5,000円の利益を出すことができれば2万5,000円x30日=75万円の利益が出る計算ですね。良い面だけを考えれば確かにFXだけで生活をしていくことは可能かもしれません。しかし世の中設けている人がいればその何千倍、何万倍という損益を出して入る方がいることを忘れてはいけませんね。

1日2万5,000円の儲けで月収75万円なら普通に暮らしていく分には十分な金額ですね。でもそう毎月決まって75万円稼げるという保証はどこにもありません。先月は75万円稼ぎました、でも今月は25万円しか稼ぐことができませんでした。

それでも平均すれば50万円ですからまだ余裕ですか。しかし内心はかなりプレッシャーがかかるもので毎月安定して稼ぐことは難しいようですよ。月によってはマイナスとなるときもあるはずです。生活費に最低30万円必要だということになるとマイナス10万円の月があれば翌月は40万円稼がないと計算が合いませんね。

マイナスの月が2か月連続したらどうでしょう。相当なプレッシャーの中トレードしなければならず、儲けを出そうという気持ちが売買のタイミングを狂わせてしまうことは珍しいことでもないようです。

まだ独身で親と同居しているなら良いとしても結婚してアパートで暮らし、子どももいる状態なら一日中部屋に引きこもり毎日の日銭を稼ぐ、そんな生活です。しかも思うように稼げないと家賃は払えない、食費も出せない、子どもが病気になっても病院にも行けないなど悲惨すぎませんか?

一日中イライラして家族に八つ当たりなんてこともよく聞きますね。ゼロサム世界で生き抜いて行くということは精神的にも肉体的にも相当疲れるものです。

為替ディーラーの存在

FXを副業でそれも小遣い程度で良いというならまだ良いと言えますが、会社をやめて専業で生きていくとなると収入の後ろ盾がまったくありませんから、毎日の取引がすべて生活に直結するわけです。運良く利益を出すことができれば良いですが損益をだすことはレバレッジを掛けている分損失はかなり大きくなりますね。

1人で生活しているならまだ良いですが養わなければならない家族を持っている方は、責任が重くのしかかり利益を出そうとやっきになると冷静な判断ができなくなり、気が付くと残ったのは多額の借金となるケースも多いようです。良く言われる格言として「株は家まで、為替は命まで」とあります。まあこれは損をしたときに失う財産のことを表しているのですが、為替は「命まで」取られる可能性が高いですよ、という戒めです。

FXの取引は個人だけではありませんね。国によっては政府系の資金や民間企業なら銀行、証券会社、投資信託会社(ファンド)は普通に参加していますが、金融に関係のないような大企業でも「為替部門」なる部署を作って会社の資金の一部を運用していると聞きます。彼らはそれなりの教育を受けたプロですね。担当者はチームを作って取引を行っていることが普通です。運用する金額も何億、何十億、何百億という金額を平気で扱いますので彼らの売り、買いの仕方では会社が傾くことさえあるでしょう。しかし損失を出すことはまず許されることはないでしょうね。

もうひとつ格言があります。「イワシの頭と尻尾はくれてやれ」。FXで生活をしようと考えている方は意味を良く噛みしめて取り組む必要がありますね。

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FX生活に必要な資金って?

少ない資金からでもOK

株式投資と違いFXの最大の魅力は「誰でもいつでも少ない資金から」始めることができると言えるでしょう。株式投資は最低でも300万円から500万円を用意しなければ取引を始めることができません。しかしFXを初めてやってみたいという方なら株式投資の1/100、つまり3万円から5万円で十分ではないでしょうか。

もちろん資金を潤沢に持っている方なら1,000万円でも2,000万円でも構いませんが、何の知識もなくFXの世界に飛び込んでもすぐになくなってしまう可能性が高いのではないでしょうか。それならまずはFXを体感するために勉強代と思って3万円から5万円を用意し少ない資金での取引から始めましょう。1万円からでも取引することは可能ですが真剣味が少し薄いかも知れません。

1万円なら損しても構わないと考えるか、5万円も投資するのだから頑張るというのでは気概が違いますよね。当然取引に必要な知識の吸収スピードも違ってくるのではないかと思います。1万円投資して損を出してしまったらもう諦めてしまうのでは、FXをやってみようという最初の気持ちは何だったの?と思いますね。

少ない資金でも大丈夫!初心者必見のFX会社選び
焦らない取引を優先

FXをやるからには「絶対儲けてやる」精神が必要なのは大事なことですが、初心者がいきなり大きく儲けるなどということはほとんどないと言ってもいいでしょう。しかし初心者は気力だけはみなぎっているため「早く利益を出したい」とか「もっと大きく稼ぎたい」と気持ちばかりが先行し初めから大きく取引をしてしまいます。

チャートを見ながらなぜか「上がるはず」とか「これからは下がるはず」と勝手に思い込んでしまうようですね。その自分勝手な「はず理論」が重大な損を招く取引になるのです。果たして「はず理論」は見事に裏切られ資金を全部溶かしてしまうことになってしまうでしょう。

株式市場よりもFX市場は大口のディーラーや個人投資家の心理のよって動くことがあり、とくに目立つようなニュースや情報がなくても簡単に上下してしまいます。もちろん地震やテロが起きて値動きの幅が大きくなる場合もありますね。そのときにタイミング悪く多きく取引を行っていると一瞬で資金を失うことも多いでしょう。

大きく損を出さない取引

FXの取引の最小単位は1万通貨や1,000通貨といった単位で行われ円/ドルなら1,000ドルや1万ドルで取引を行います。1,000ドルと言えばだいたい今の相場で11万3,000円、1万ドルなら113万円ですね。

損益の簡単な考え方は取引単位の1,000通貨や1万通貨の「1,000」や「1万」に動いた値が掛ければ良いです。円/ドルで取引を行っていれば1円動くことにより1,000円や1万円の利益(または損益)となります。しかし10万通貨で1円動いてしまうと10万円の利益(または損益)、100万通貨だと100万円の利益(または損益)となってしまいます。

仮に100万通貨で取引をして3円値が動いた場合は利益なら300万円でとてもうれしいことになりますが損益なら300万円がなくなってしまうのです。このことを考えれば慣れるまでの間は1,000通貨単位で50銭動いたら500円、1円動いたら1,000円の利益(または損益)で我慢しましょう。

まあ普通ならデモトレードで練習するのが良いと思いますが、デモだといくら損しても、または得しても実感がつかむことができませんのでいまひとつ真剣になることが難しいと言えるでしょう。チャートも適当に見て売買してしまうことになり、実際に取引する際にはあまり役に立たないことが多いような気がします。

慣れないうちは「しまった」と思ったら早めに損切(損益を出してしまうこと)し、そのうちには上がるだろうという楽観的な考えは捨てうまく流れに乗れたときはいつまでも引っ張らずに適当なところで利益を確定した方が良いでしょう。

大きく取引して損を出してしまうともうそれ以上取引ができませんので儲けることを考える前に大きく損を出さないような取引の仕方を学ぶことがこれから先もFXを続けるには大切なことではないかと思います。

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FXの損失ってこんなに?本当に起きたこわ〜い話|

FXといえば怖いイメージがある、そんな方もいるのでは?FXって何?というところから、実際に起きた損失のお話をご紹介!反面教師ではないですが、しっかり勉強して賢くお金を使いたいですね!

生活の実際

デイトレーディング

FXの投資法にも株式と同じように長期、中期、短期、デイトレーディングとその人に合った投資方法がありますね。その中でもデイトレーディングは超短期決戦ですから毎日が勝ち負けの連続です。しかし一般的にデイトレーディングしている人の9割は儲かってないか損をしていると言われています。

毎日取引を行うと2万円や3万円の利益を出すことはできるかも知れませんが、たった1回の負けで10万円も損を出してしまうとそれまでに得た利益を吐き出してしまう結果となるからです。

円/ドルで取引しで円をドルに両替し1万通貨で取引した場合、1円値が下がったときに損切できる初心者デイトレーダーがいないようなのです。1円下がることで1万円の損と考えると、なかなか損切できずチャートのにらめっこが続き、上がりそうな気配を感じるともう少し待ってみようと思うようです。

しかし結局値を戻すことができずテイトレのはずが翌日に持ち越してしまうのですね。「明日はあがるだろう」と何の根拠もないのにチャートを見れば下がる一方で持ち直す気配が感じられない。その日も結局取引できず持ち越し翌日になる。するとなんと昨日よりもさらに値が下がって、それも5円も落ちている。そうなってようやく損切することになるのです。

最初の日に1万円の損で済んだのが結局5万円の損で、しかもその間まったく取引ができない状態です。このようなやり方ではいずれ市場から撤退となってしまいますね。

勝率は関係ない

プロでも個人でもFXにおいて勝率を誇っても何の役にも立ちません。負ける割合より勝割合は多いことに越したことはありませんがせいぜい6割当たっていれば良いと思いましょう。デイトレの基本は利益を積み重ね、損失は最小限に抑えることです。勝率6割ということは3回取引して1回は負ける計算です。

負けることを気にするのではなく負ける金額を気にしましょう。今までの利益が10万円あったら4万円まで負けても仕方がないと思うことです。相場がどのように動くのかは素人にはまったく分かりません。勝率が8割あっても負けの2割で利益を飛ばしてしまったら何の意味もありませんね。

誰でも「これはダメかも知れない」と思う瞬間があると思います。損切できるのはそのときだと思って、仕切り直ししたほうが精神的にはラクでしょう。

専業としてやっていけるの?

手法はシンプルなものが良い?

せっかく「ダウ理論」を学んだならチャートを見ての判断がシンプルで良いと思います。いわゆるダブルボトムとダブルトップです。

◆ダブルボトム
下落中に底を確認し買いエントリーする方法。チャートを見ていると下げトレンドが「V字」回復するときがあります。しかし回復したからと言ってそのまま上げ続けることはあまりないでしょう。途中で再び下げ前回の安値ラインまで落ち再び上昇するいわゆる「W」の形を形成するようになります。安値ラインを2回打ったときが買いの目安になるようです。

いびつ形のW、つまり安値ラインで回復し一度下げるも下がりきらずに中途半端にあげるパターンもよくありますね。下値を切り上げた感じなので反転したかと思わせますがすぐにはエントリーせず様子を見るのも良いでしょう。

そのまま上がるようなら「打診買い」するという手もありますね。しかしもっともシンプルで分かりやすいのがキレイな「W」と言えるでしょう。

◆タブルトップ
これはダブルボトムの逆パターンで天井を知らせるチャートです。キレイな「M」字を描いて下げるようなら下げトレンドと見ることができるようです。また下げるには3回の反転局面が見られることも多いようですので「失敗した」と思ったらすぐに損切りする勇気も必要ですね。

そう上手くはいかない

FXは円/ドル、円/ユーロなど円を中心に考えるのが日本人にとっては分かりやすいですね。その通貨間で両替をして差額を得るのがFXです。しかし素人の情報だけで為替がどう動くのかを予想するのはかなり難しいと言えるでしょう。各国首脳や中央銀行関係者の発言、いろいろな経済指標や統計または売られすぎや買われすぎといった思惑、噂など個人投資家を惑わす材料はいくらでもあります。

例えば日本のGDPや機械設備投資、住宅着工件数などの結果がアナリストたちの予想を大きく上まわれば日本円が買われ円高となるはずが、プロのディーラーたちは既にその情報を何日も前につかんでいてそれなりの取引をしていることが多く、円高とおもったら円安に動くということがあります。

良く分からない情報が流れ「○○国の中央銀行が介入するらしい」などと言った噂でも簡単に為替が動いてしまいます。またはそれが本当だとしたらその国の通貨は上がることになりますね。相場を短期で見ると上がるのか下がるのかはその日の気分で変わるようなものです。まるでゲームそのものである種「ギャンブル性」の強い取引かも知れません。

2択問題で10問連続して当たればそれなりに儲けることができるというのが個人から見た場合の実態ではないでしょうか。

失敗しないためには冷静さが勝負

ギャンブル性が高いとどうしても熱くなってしまうのは仕方のないところでしょう。「これは絶対上がる」と思って買ってみたらそのとたん急落するのは日常茶飯事です。ですからFXをやり始めたら「勝つときもあれば、負けるときもある」という割り切りが大切です。

例えば円を売って1ドル112円、1万通貨単位で買ったとしましょう。上がると思って買ったとたん111円50銭の値がついてしまったらたちまち5,000円の損です。そこですぐに損切するかもう少し様子を見るかが勝負の分かれ目です。ますます下がれば損は増える一方、しかし持ち直し112円10銭になれば1,000円の儲けです。

5,000円の損が出たときに損切して、最初から仕切り直しと思ったとたん値を戻すこともよくあることです。さすがにそのときは「もうちょっと我慢していれば良かった」となりますが、これはあくまで結果論ですね。損切してさらに値が下がれば「売って良かった」となるわけですから、その瞬間ごとに熱くなってしまっては長丁場となる取引時間についていくことは難しいです。

中には買いから入るはずだったのに手違いで売りから入ってしまい「困った!」と焦ってしまっても、不思議とその方が儲かることもあるのです。「外れあたり」のようなものですが数分後には数万円の利益が出ることも長くFXをやっている中には出てきます。

筆者も良く経験するのがどうしてもトイレが我慢できなくて行って帰ってきたら値が上がっていてビックリということがあります。そんなときは欲をかかずすぐ利益を確定してしまいます。「今のはただのラッキー」と思うことですね。

FXは負けるときは潔く、勝つときは華麗にというのが良いですね。1回の勝負で気持ちを切り替え、負けが込んでも追加投資しないという冷静さが必要でしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。投資は株でのFXでもテクニック的にはさほど違いはないと言えます、しかしFXはとくに知識やチャートの見方よりも「損切するタイミング」と「マインドコントロール」です。「もうはまだなり」という格言もあります。「もうこれ以上下がらないだろう」と思っていてもまだまた下がるということがしばしばあります。

逆に「まだはもうなり」という格言もあります。「まだ上がるだろう」と思っていたらその値が天井だったこともたくさんあります。どちらの格言にも言えることは「資金管理」と「リスク管理」です。

あまり欲をかかず「このくらいで良い」という感覚を身につけることで長い目で見れば年の利回り50%や60%を達成できる近道ではないでしょうか。

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