借りる・返済・取り戻す・投資する【住宅・車・教育・株・FX・仮想通貨】お金のまとめ

借りる・返済・取り戻す・投資する【住宅・車・教育・株・FX・仮想通貨】お金のまとめ

【簡単便利シミュレーション】住宅ローンの計算方法

住宅ローンを計算する時には、シミュレーションツールを使うのが簡単です。詳細に計算したい人のために、自分で計算する方法も紹介しています。さらに、ローンを安くするための方法もご紹介。住宅ローンを賢く活用して、あこがれのマイホームをなるべく少ない負担で手に入れましょう。

簡単!住宅ローン計算方法をしりたい

住宅ローンを組んだ時、残りの残高がどれくらいあるのかは気になるところですよね。そんな時に、自分で計算できれば、そんなモヤモヤも解消できるかもしれません。また、住宅ローンを組む前に、自分がどれだけ借りられるのか、希望の借入金額に対して月々の返済金額がどれくらいになるのかなど、知っておきたい情報を計算する方法もご紹介します。

住宅ローンを組むにはどうすればいいの?
家というのは一生に一度の大きな買い物です。そんな大きな買い物をする時にはローンが付き物。しかし、ほとんどの人が一生に一度しか経験しないからこそ、住宅ローンのことについて詳しく知っているという人はあまり多くないのではないでしょうか。
まずはどこでローンを組むか考える

住宅ローンは、銀行で借りるというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。実は、それ以外にもJAや住宅ローン専門会社、一部の生命保険会社などでも借りることができます。また、条件によっては自治体などから融資を受けられる場合もあります。

自治体などの公的機関から借りられる住宅ローンを「公的ローン」、銀行などの民間企業から借りられる住宅ローンを「民間ローン」と呼んだりもします。公的ローンの場合には、金利面で比較的有利な傾向にある一方で、建物に対する審査が厳しいことが多いようです。

民間ローンの場合には、融資限度額が大きいことに加えて物件に対する審査は公的ローンに比べて緩いと言われています。一方で、個人の信用力に関する審査は厳密に行われることが多いようです。
ローンには全期間固定金利などいろいろな方法がる
住宅ローンの代表的なものとしてまず挙げられるのが「フラット35」でしょう。最長35年の長期固定金利で、最高8000万円までの大型融資を受けることができます。団体信用生命保険への加入が任意であるため、何らかの理由で生命保険に加入できない人にも利用されることが多いようです。

また、いわゆる住宅ローンとしては、全期間固定金利、固定金利選択型など、様々な方法で利息が計算されます。現在の経済状況や今後の日本経済の見通し、今後自分の収入がどう変動していくかなどを考えながら、ローンを組む必要があると言えるでしょう。
ローンは目的や経済状況にあわせて決める
住宅ローンを選ぶ時には、まず自分が団体信用生命保険に加入できるかどうかを考える必要があります。団体信用生命保険とは、ローンの借主が万が一死亡したり大きな怪我や障害などを負って働けなくなった場合に、ローンの残額を支払う必要がないようにしてくれる生命保険のことです。

何らかの理由があってこの生命保険に加入できない場合には、団体信用生命保険への加入が不要、または任意の住宅ローンを選ばなければなりません。

また、住宅ローンはどうしても金利に目が行きがちですが、その金利の種類も重要なポイントとなります。住宅ローンの金利は大きく分けて固定型と変動型の2種類があります。最初の金利は固定型よりも変動型の方が低く設定されている場合が多いのですが、変動型はその名の通り金利が変動するため、将来的に高い金利を払わなければならない可能性もあります。

支払いを安定させたい場合には固定型の金利を、その時の経済状況に合わせた金利負担をするという場合には変動型の金利を選ぶと良いでしょう。
ローンはだれでも借りられるわけではない
住宅ローンはだれでも借りられるというわけではなく、借りる前には様々な審査が行われます。個人の信用情報や年収などはもちろんのこと、勤務先や勤続年数、年齢や健康状態まで審査の対象となるのです。これらの審査によって、住宅ローンを借りられるか否かということはもちろん、どれだけの額を借りられるのかという点についても決定されます。

簡単にローンを計算する方法とは
ローンの計算というのは、なかなか面倒なものです。しかし、インターネット上にあるツールを使えば比較的簡単にローンの計算を行うことができます。すでに組んであるローンはもちろん、これから組もうとしているローンに関しても、計算してみるとイメージをつかみやすいかもしれません。
インターネットにあるシミュレーションを使う

インターネット上には、住宅ローンのシミュレーションをしてくれるツールがたくさんあります。それぞれのページによって機能も微妙に異なりますので、自分に合ったシミュレーションを使ってみると良いでしょう。すでに住宅ローンを組んだ人ならば、自分が組んだ住宅ローンの会社を選んでシミュレーションを使用するとわかりやすいかもしれません。
希望の返済額からどれくらい借りられるかなどがわかる
住宅ローンシミュレーションでは、毎月の希望の返済額から借入可能額を計算する機能、年収から借入可能額を計算する機能、借入希望金額から返済額を計算する機能などがあります。また、ボーナスを含めた返済計画のシミュレーションをしたり、金利を含めた総額の計算ができるシミュレーションなどもあります。

フラット35のローンシミュレーションでは、自分が使っているプランがフラット35やダブルフラットなどのプランを利用できるかというシミュレーションも行うことができます。
便利なシミュレーションを使ってまずはイメージをする
住宅ローンシュミレーションというサイトでは、非常に便利ないくつのシミュレーションを利用することができます。一般的な返済額や借入額の試算に加えて、繰り上げ返済のシミュレーションや返済プランの比較、複数ローンの組み合わせや住宅取得に関する諸費用の計算まで、ローンだけでなく、家を購入するときに必要な費用の計算を行うことができます。

住宅を購入する時には、家の価格分だけでなく、税金や手数料など、思った以上の費用がかかるものです。用意できる全額を家の票に充ててしまってはそれらのお金を払えなくなってしまいますから、事前にシミュレーションし、余裕をもって費用を用意しておくのが良いでしょう。

自分でローンを計算する場合
少し複雑な計算をしたいときなどには、自分でローンを計算する方法もあります。変則的な返済などをしている場合には活用できるかもしれません。
Excelと電卓を用意

住宅ローンを計算する時には、エクセル(excel)または電卓を用意しましょう。エクセルが使えるのならば、エクセルを使った方が計算も楽になりますし、計算の過程も残すことができるためオススメです。エクセルがなくても、パソコンを使えるのならばグーグルドライブのスプレッドシートを使えば、同様の計算をすることができます。

グーグルドライブはアカウントを作成すれば無料で利用できますので、エクセルをはじめとしたオフィスのシリーズを購入するほどではないと言うときにはこちらを利用するのがオススメです。オンライン上に保存されるため、別のパソコンを使ったときにも見ることができます。
比較サイトで金利を調べる
住宅ローンのシミュレーションをするときには、まずは金利を調べましょう。住宅ローンの金利は、比較サイトで大まかに見ることができます。住宅ローンの金利は個人の条件によっても変わりますので、ローンを組む前に計算をしたいときには、なるべく高めの金利で計算しておくと、いざ契約となったときに慌てずに済むでしょう。

すでにローンを組んでいる場合には、書類などを用意して金利を確認しましょう。その際には、金利のタイプが元金均等方式なのか元利均等方式なのかも併せて確認しておいてください。
元金均等方式で計算する
元金均等方式とは、元金を返済回数で割った後に、毎回の発生利息を加えて計算する方法です。民間のローンではあまり用いられることはありませんが、フラット35などではこの元金均等方式と次にご紹介する元利均等方式から選ぶことができます。

利息計算は以下のような式で求めることができます。
支払利息=借入残高×実質年率(%)÷365日×30日
借入残高=借入金額(元金)−毎月返済額(金利含)

ボーナス時に返済額を増やす「ボーナス併用」の方式を活用するのならば、その分も計算に入れなければなりませんが、その際の計算式は少しややこしくなります。というのも、住宅ローンの場合には、あらかじめボーナスから支払う元金を決めることになるのです。

つまり、ボーナスで支払うと決めた部分は上記の計算とは別に計算することが必要になります。その際の計算式は以下の通りです。
支払利息=ボーナス元金残高×実質年率(%)÷365日×30日×6ヶ月
ボーナス元金残高=ボーナス支払元金−返済額(金利含)
元利均等方式で計算する
元利均等方式とは、金利を計算したうえで毎月の支払額が一定となるように計算する方法のことです。無理なく返済することができる一方で、はじめのうちは返済額における金利の割合がたかくなるために元金が減りにくく、元金均等返済方式と比較して返済期間が長く、返済額が大きくなりがちであるというデメリットがあります。

民間のローンの場合には、この元利均等方式で計算される場合がほとんどです。元利均等方式の計算式は以下のようになります。
毎月の返済額=借入金額×利率×(1+利率)^返済回数/(1+利率)^返済回数-1
ローン残高=(1+利率)^返済回数×借入額-(1+利率)^(返済回数-1)×返済月額/利率

少々ややこしい計算式ですので、この計算をする際にはエクセルを利用することをオススメします。
計算するときの注意点
上記で計算した方法は、固定金利の場合にのみ利用できます。途中で利率が変動する変動金利を選択した場合には、正確な返済額や残高を算出することはできませんので注意が必要になります。また、大まかな計算をしたものになりますので、端数の処理などによっては多少の差額が生じる場合もあります。

毎月の返済額やローン残高などを正確に知りたい場合には、金融機関などから発行されている書類を確認するのが一番正確な方法となります。正確な数字を知りたい場合には、資料を確認したり、ローンを借りた金融機関に確認するなどして情報を手に入れるようにするのが良いでしょう。

住宅ローンを安くする方法ってあるの?
有利な住宅ローンに借り換える

住宅ローンを安くする方法のひとつとして、借り換えという方法があります。借り換えとは、今借りている住宅ローンより有利な住宅ローンがあった場合に、新しくその金融機関で借り入れをして、今ローンを組んでいる金融機関に一括で返済を行う方法です。その後の支払いは、新しく借り入れをした金融機関に行うことになります。

住宅ローンの場合には特に金額が大きいものですから、ちょっとした金利の差でも大きな金額となる場合があります。ただし、借り換えには手数料などがかかる場合もありますので、その点は考慮しながら借り換えを検討する必要があるでしょう。
予定よりも早く返す繰り上げ返済を利用する
繰り上げ返済とは、本来返済期限が来ていない元本を先に返済してしまうことで、支払うべき金利を減らす方法のことです。手元のお金に余裕ができた時には、積極的に繰り上げ返済を行うことで返済総額を減らすことができます。

ただし、生活を安定させるためにはいざという時のための貯金を取っておくのも必要なことです。どれくらいを手元に残し、どれくらいを繰り上げ返済に充てるのかは慎重に検討するようにしましょう。また、繰り上げ返済を行うことで次に紹介する住宅ローン控除が使えなくなることもありますから、どちらが得になるかを考えて返済を行うのが良いでしょう。
住宅ローン控除を利用する
住宅ローン控除とは、年末のローン残高の1%が所得税から控除される制度のことで、最大10年間利用できます。会社勤めをしている人の場合、所得税は給与から源泉徴収されていますから、確定申告を行うことですでに納めた税金を返してもらうことができるのです。

住宅ローン控除を利用するためにはいくつかの条件があります。まずは、年収が3000万円以下であること。10年以上にわたり分割して返済するローンであること、中古物件の場合、耐火建築物であれば築25年、耐火建築物以外の物件であれば20年以内の物件であることなど、他にもたくさんの条件があります。

住宅ローン控除を利用したいと考えている時には、まずは自分の状況や物件が条件に当てはまるかどうかを確認する必要があります。同じ値段の物件でも、住宅ローン控除を利用できるかできないかでその後の負担が変わってきますから、物件を購入する前にはよく確認しておくのが良いと言えるでしょう。

住宅ローンの計算はシミュレーションを使うのが簡単!

住宅ローンの計算方法は、インターネット上にあるシミュレーションツールを使うのが簡単で良いでしょう。必要な情報をツールに入力するだけで、知りたい情報を簡単に手に入れることができます。ただし、複雑な計算をしたい場合には自分で計算する必要があります。

いずれにしても、この計算ででるのは概要です。端数の計算などはローンを組んだ金融機関などによって異なります。正確な情報は金融機関などに問い合わせてみることが必要になるでしょう。

公開日:
最終更新日:2017/01/23