借りる・返済・取り戻す・投資する【住宅・車・教育・株・FX・仮想通貨】お金のまとめ

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固定金利と変動金利の違いは?住宅ローンのメリット・デメリット

住宅ローンを借りるときに頭を悩ませるのが、「固定金利」にするか「変動金利」にするか。長い年月をかけて返済していくローンだからこそ、しっかりと特長を理解して、わが家にあった返済方法を選びたいですよね。固定金利と変動金利では、それぞれにメリットがあります。岡山商科大学経営学部講師 ・ファイナンシャルプランナーの海宝賢一郎さんに、プロの視点からアドバイスをもらいました。

固定金利と変動金利、わが家はどっちを選ぶ?総返済額もチェック!
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住宅ローンを借りる際、全期間固定金利にするか、変動金利にするかは大きなポイントです。まずはそれぞれの特長を把握しましょう。岡山商科大学経営学部講師 ・ファイナンシャルプランナーの海宝賢一郎さんにアドバイスをもらいました。
固定金利がおススメな人

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「全期間固定金利のメリットは、金利上昇のリスクがないところ。変動金利より金利が高くても、将来的に金利が変動しないので安心です」と海宝さん。経済的に余裕がない場合は、全期間固定金利が安心です。
変動金利がおススメな人

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変動金利型や固定期間選択型で、住宅ローンを借りる場合は、数年先の支払い額について考えて借りることが大切です。
固定金利と変動金利の「総返済額」をチェック!
将来、金利が上昇しても返済できる?
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変動金利や固定期間選択型は、全期間固定金利より金利が低いのでお得に感じますが、数年先の返済額について考えておく必要があります。たとえば、5年固定金利を選ばれた場合は、返済額は5年後に見直しされます。今後、景気が回復していけば、6年目の金利は今よりも上がっていると考えておくのが確実です。借入時に6年目以降に金利が上がったとしても、その金額で返済できるかどうかをまず検討しましょう。仮に金利が上がらなかったら、得したと考えて貯蓄に回すぐらいの余裕があるといいですね。
変動金利タイプ、月々の返済額を比較すると…
メリットのある繰り上げ返済、目標は2〜3年で100万円
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毎月の返済額に加えてローンを返済する、繰り上げ返済について「メリットが大きいので、手数料が無料の場合はどんどん返済していきましょう。」と海宝さん。
2〜3年ごとに100万円返せるぐらいの貯蓄を目標にするといいようです。「ただし、そのために家計を圧迫したり、ゆとりがない暮らしになるのであれば、見直す必要があります」とアドバイス。変動金利の場合も、将来金利が上昇するリスクを考えると繰り上げ返済のメリットは大きいですね。
繰り上げ返済は「期間短縮型」か「返済額軽減型」を確認
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繰り上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があります。「期間短縮型」は、返済した期間がまるまる短くなって、住宅ローンの返済終了が早くなります。「返済額軽減型」は、繰り上げ返済額が、残りの返済期間全体の元金から差し引かれるので、毎月の返済額を減らすことができます。
期間短縮型の繰り上げ返済で、こんなに利息が軽減!
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コツ・ポイント

全期間固定の金利は、長期金利が基準になっています。現在、長期金利は低金利が続いていますが、金融緩和の引き締めがはじまると、金利が上昇していくことが予想されます。固定金利、変動金利、それぞれメリット・デメリットはありますが、将来のことを考えて無理のない返済計画を立てましょう。繰り上げ返済も上手に利用して、できるだけ老後に住宅ローンを残さないようにしたいですね。

公開日:
最終更新日:2017/01/23