借りる・返済・取り戻す・投資する【住宅・車・教育・株・FX・仮想通貨】お金のまとめ

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住宅ローン金利を上手に使い新築住宅を安く買う方法

住宅を購入する際、多くの方が住宅を建築される場合、多くのお客様は住宅ローンを利用されることでしょう。住宅ローンは金融商品ですから、“どこで借りても同じ”ではなく、金利や返済期間、条件などによって変わってきます。30年、35年という長期間に渡って返済をしていくため、0.1%の金利差が総返済の額で大きな違いをもたらします。

マイナス金利が住宅ローンに与える影響は?
日銀政策で導入が決定されたマイナス金利。中長期の影響はしばらく静観というところですが、住宅ローン金利には早くも影響が出てきています。
そもそもマイナス金利とは「金利がマイナス」になることを意味しますが、今回の日銀の決定は「日本銀行の当座預金」金利をマイナスにするものです。通常、銀行は運用先が見つからない資金を日銀の当座預金に預け入れを行いますが、その分が損失を生じていく形となります。
損失が生じるぐらいであれば、例えどんなに低い金利でも、お金を借りてくれる先を探す必要が出てくるのです。住宅ローンは担保(住宅や不動産)がしっかりあるため、貸し先としては優良です。
そのため、各銀行の住宅ローン金利の引き下げ競争が加速していくのです。すでに大手メガバンクが低金利を発表し、地方銀行、信用金庫なども追随していく流れは否めません。
それでは住宅はお買い得なのか?
一般的な木造住宅は、返済期間35年での借入が可能となります。(契約者の年齢・所得条件などによって、変わります。)
ちなみに3,000万円を借り入れした場合、
金利:2.0%  99,379円/月×35年間  → 総返済額:41,739,180
金利:1.0%  84,686円/月×35年間  → 総返済額:35,568,120
※元利均等返済方式・ボーナス時返済無しで計算。

いかがでしょうか? 金利差だけで、住宅ローン支払いの総返済額が600万円以上変わってくるのです。ここにお買い得に住宅を購入できるチャンスが生まれているのです。
住宅購入を検討されているみなさまは、一度ローンシミュレーションを行ってみることをおススメします!
住宅ローン・シミュレーションへ
ただし、借入期間と金額を考えよう!
ここ住宅購入時(住宅ローン支払いスタート)の年齢を考えてみます。
35歳で住宅を購入、住宅ローンを35年返済で組むと、完済時には70歳となってしまいます。一般的な会社で、定年65歳まで働いても5年間の返済期間が残ってしまうのです。
3,000万円のローンを組むと、1.0%の金利で計算すると月々の返済額は約8.5万円、これを定年後に年金や蓄えの中から返済していかなくてはなりません。
完済時に退職年齢となる35歳として考えると、返済期間30年での検討をお勧めします。ただし、その場合、月々の返済額が9.5万円となってしまうため、自己資金を増やして借入額を抑えたり、住宅購入の総費用を抑えるということも考えていかなくてはならないでしょう。
“自己資金が貯まるまでマイホームの購入は待ったほうが良いのではないか?”というようにお考えになられるケースもあるかと思います。しかしながら、現在の住宅ローン金利は史上最低金利を更新しています!今までにない低い金利は住宅購入の絶好のチャンスなのです。
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消費税8→10%アップしてしまうと・・・
現時点で政府方針通りにいけば、2017年4月に消費税が10%に上がると予定になっています。不動産においては、土地には消費税が関わらないのですが、住宅及び諸費用には消費税がかかるため、購入者の負担は大きくなります。消費税はあくまでも引き渡し時の税率が適用されてしまうので、2017年4月以降にお引渡しされた場合は、原則10%の消費税がかかる形となります。
ただし注文住宅には“経過措置”というルールがあり、2016年9月末日までに請負契約を結んだものであれば、引き渡しが2017年4月以降でも旧税率が適用されます(予定)。その頃までに、入居されたいスケジュールでお考えなら、きちんと家づくりの計画を進められていくべきです。
ベストな住宅購入のタイミングはいつなのか?
住宅ローンの低金利の加速、消費税アップへの準備・・・などを考えると、「今買ったほうが良いのか?」という疑問につながっていきます。これは一つのきっかけにしか過ぎないと思われます。住宅会社のプロに聞くと、「良い物件、良い会社、良い担当者」に巡り合った時が、一番ベストな家づくりのタイミングです。」という答えが返ってきます。
金利が安いからと慌てて進めても、満足いく家づくりが出来るでしょうか?
市場背景は理解しながら、自分たちの家づくりの考え方は左右されず、自分に合った住宅会社や担当者としっかりと相談していく。その中で低金利の住宅ローンなどを活用できれば、一生涯の満足につながると感じます。やはり「自分たちがどういう家に住みたいのか?」を考えていくことが重要なのです。

公開日:
最終更新日:2017/01/23