借りる・返済・取り戻す・投資する【住宅・車・教育・株・FX・仮想通貨】お金のまとめ

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読み手にアピールできる奨学金申請理由の書き方

親からの仕送りの減少、家族の事情が発生して経済難、アルバイトはしたいけれど勉強に追われて両立が出来ずに卒業に影響が出てしまう、誰か助けて!奨学金はそんな真面目に頑張る学生さんのためにある制度でしょう。奨学金をもらうにはまず書類提出と審査があります。選考の際に経済的に苦しいことをわかってもらえるよう、「申請理由」に書くべきポイントをしっかり押さえ、奨学金をゲットして無事卒業を果たしましょう!

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奨学金の申請書に欠かせない「申請理由」

大学生、大学院生の多くの方が卒業・修了に向けて勉学、研究を頑張っていると思いますが、近年では私立大学はもちろん、国公立も授業料がアップしています。さらに、景気の悪化や家庭事情の変化、 家族の事情により経済的に困難になってしまい、継続が不安になっている方もいらっしゃると思います。

しかし、せっかく苦労して大学に入学したからには、皆さん何としても卒業を諦めることなく、就職やさらなる研究の道へと進んでいきたいですよね。

ご家族や親戚縁者からの援助があっても学費、生活費が足りない、仕送りを貰っている他にアルバイトをしているが学校の勉強との両立が辛くなってきてこのままでは成績に支障が出てしまいそう、援助をしてくれる人がいない、という方、また特殊技能、技術、研究助成が必要という方のために奨学金があります。

奨学金を志願者は多く、受理されない場合もありますが、真面目に頑張っている人たちこそ援助される必要があります。

筆者も大学生、大学院(修士)、そして就職してからも個人研究、渡米(博士)のために給付型の奨学金などを財団、自治体などから度々いただいた経歴があります(現在子育てのため学業はお休みしていますが)ので、申請書を書く際のポイントなどを少々ご紹介できるのではないかと思います。

この記事では、奨学金にはどのようなものがあるかの説明、奨学金申請の際の説得力のある理由書の書き方、コツを例文と合わせて紹介していきますので、奨学金申請を真剣に希望している方は是非参考にしてみてください。

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奨学金とは?

学費を貸し出す制度

奨学金とは、現在高等専門学校、専門学校、専修学校、短期大学、通信大学、大学、大学院などに所属、あるいは進学予定の学生に対して、学費や研究、生活をサポートするために与えられたり、貸与されたりする制度でしょう。

学生全体の約半数が利用したことがある、または利用中であると言われています。

金銭的な援助が必要と感じている学生なら誰でも申請ができますが、当然ながら審査があり、申請者の実際の経済状況、成績、人物などがチェックされると言われています。申込者は学生本人の名前となりますので、受け取り口座として学生本人の名義の口座が必要になります。

一般的な奨学金における審査の学力基準は主にこんな項目があるとされています。

・成績が平均以上(高校での成績平均が5段階評価中3,5以上)
・特定の分野で突出した能力、業績がある
・学業を熱心に遂行する見込みがあり,最短期間にて卒業、修了に励む者

また、家計の基準も定められており、

・世帯の収入(共働きや生活保護なども含む)
・家族構成(世帯収入で扶養されている人数)
・自宅通いか、下宿か
・申請者本人や家族が障害や長期療養下にあるか

などが主な審査項目になります。

十分な家計の収入がある学生は一般的な「経済的に教育費を支払うことが困難である学生に与えられる」タイプの奨学金は受けられません。世帯収入と人数の関係で家計基準が変わってきますので、自分の家はどうであるか事前に調べてみましょう。

仮に家計収入が基準を十分満たしているのに落とされてしまった場合は、残念ながら申請者の学業成績、学業への態度などが引っかかってしまった可能性があります。

経済的に家庭は貧窮しているわけではないけれど、個人の研究や活動のためのサポートが欲しい場合は特待生制度や、成績優良者、特殊技能保持者のための授業料免除や、学校毎の給付型の奨学金が適している場合が多いでしょう。また、成績が良ければ誰でも申請できるので、積極的に応募してみましょう!

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公的と民間のものがある

奨学金には「公的」と「民間」のものがあります。公的なものは国、自治体,地方の公共団体によるものでしょう。民間のものは団体や企業が行っています。いろいろあるので、以下に主なリストをあげておきますので、奨学金を希望されている方はインターネットで詳しく調べてみましょう。

「進路ナビ」、「ベネッセ マナビジョン」などのウェブサイトも全国の奨学金の制度の一覧から検索でき、とても役に立ちますよ。

公的なものの一例として

・日本学生支援機構(JASSO)
・府、県教育委員会の奨学金(ご自分のお住まいの地域の教育委員会で検索してください)
・市町村の奨学金
などがあります。

民間のものの一例として

・日本コカコーラボトラーズ育英会、電通、JT、トヨタ、帝人、シマノ、日本証券など大手企業多数
・アフラックがん遺児奨学基金
・あしなが育英会
・各学校によるもの(国公立、私立ともに最近では増えています。)
・災害時の緊急奨学金(主に被災地)
・各地域のロータリークラブ
・フルブライト奨学金(米国留学のみ対象)

などなど、様々なものが用意されています。

各企業毎に、大学や専攻分野に制限がある場合もあります。海外留学を支えてくれる奨学金も数多くあります。

また働くことと金銭的サポートを組み合わせた「新聞奨学金」というものも、大手新聞社に用意されている場合が多いでしょう。お給料、寮費、食事などが支給してもらえるケースがあり、新聞配達を朝晩することが必要な労働となります。特に学部生で、午後の授業がない方、体力に自信がある方はチャレンジしてみる価値があるかもしれません。

給付奨学金と貸与奨学金がある

奨学金には大きく分けて「給付」型と「貸与」型があります。

「給付」型はそのままお金がもらえるタイプで、将来返済していく必要はありません。

「貸与」型は、あくまでもお金を一時的に貸してもらえるもので、その後返していかなければなりません。無利子型と利子のあるものがあります。先に述べた通り、奨学金は学生本人の名義が受取人となるので、返済義務も学生本人に発生します。

無利子型は貸与奨学金の約3割、利子あり型は7割を占めます。貸与型奨学金は在学中に返す必要はなく、卒業後、就職してから返済すれば大丈夫でしょう。日本学生支援機構の貸与型の奨学金は、日本の学生で奨学金を利用する人の8割以上の方が使っていると言われています。

総合的に、給付型も貸与型もたくさんあり、多くの場合併願も可能でしょう。ただし、給付型はやはり倍率が高く、経済状況が本当に深刻な方が優先されますし、さらに学業成績も良くないとなかなか受けることはできません。

給付型を複数申請してみたが、通らなかった方は、引き続き給付型のチャレンジは続けながらも無利子の貸与型奨学金を申請してみるのがいいと思います。

学生本人が借りるローン

学生本人の名義で借りる教育資金のローンは借りることは、アルバイトをしている方にとっては比較的簡単ですが、多額は融資されませんし、返済義務は社会人と全く同じところが難点でしょう。

在学中に返済していく義務が生じますので、借り入れした学生さんはアルバイトなどで必ず継続的に収入を得ることが必要になってきます。勉学とアルバイトをコンスタントに安定させて両立できるのかどうかが要ですが、実際のところ返済しながら学校に通い成績を保ち、無事卒業を果たすのは厳しいと感じる方は多いのではないでしょうか。

保護者の名義で借りる教育ローン

奨学金が学生の名義で受け取り、返済するものだったのに対し、親(保護者)の名義でローンを組む「国の教育ローン」というものがあります。返済義務は名義人(親、保護者)にあります。

日本学生支援機構の奨学金と併用が可能というところが利点でしょう。年収が低い世帯、または年収が高い世帯でも貸し入れが通りやすい、国の「日本政策金融公庫」という銀行を始め、様々な銀行でも教育ローンが用意されています。ちなみに、日本政策金融公庫の教育ローンが一番利子が低いようでしょう。

毎年継続手続きが必要

めでたく奨学金の審査が通り、振込みがされるようになったら一安心でしょう。これで学業に打ち込めますね。しかし、是非覚えておかなければならない点がいくつかあります。

日本学生支援機構の場合は毎年継続手続きが必要で、それを怠ると振り込みがされなくなります。継続届けは毎年提出するほか、成績も一定以上を保たないと継続されません。

転居、金融機関名、貸与明細はスカラネット(オンライン)をつかって確認できるので、そちらも利用するのもいいですね。

高校を卒業して大学に進学し、入学時から奨学金を受けるよう段取りが進んでいる方は、「進学届」を忘れず提出してください。進学届は大学の総務課や奨学金課などで対応してくれますので、窓口に相談しましょう。

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申請の理由書の書き方

学費が足りないことをアピール

申請理由にはきちんと自分の目標と経済面の現状を正確に、感情や誇張、偽りなくきちんと書くことが大事でしょう。

家族と現在同居されていて、自宅通いの方はまず学費が足りないことを説明試ましょう。申請書にきちんと記入しておきたいのは、まず「なぜ足りないのか」の説明でしょう。

・現在の親の収入では学費に回すお金が足りない。

・これから親の収入が減る見込みである。(リストラ、倒産、これから倒産、減俸などの理由も付け加える。)
・親の収入はいくらであるが、自分にまわしてくれる額が現在いくらであり、これからいくらに減る見込み。

 

など、具体的になぜ、どのくらい学費に回るお金が足りない状況であるのかを説明しましょう。

生活費が足りないことをアピール

一人暮らしの方は学費が足りないことももちろん、自分の生活費が足りないことも付け加えて説明しておきましょう。

・親の仕送りでは学費と自分の生活費をカバーすることができない(できなくなる見通し)
・現在の生活費はいくらであるが親の仕送りはいくらである(いくらに減る予定)
・最低限必要な光熱費、食費、家賃、交通費、教材費の現状と内訳の説明

を記載しましょう。数字を交えて書くことによって具体性が伝わりやすくなります。逆に、金額の数字がないと漠然としすぎていて、どうしても支援が必要であるという緊急性が伝わりません。

実家通い、一人暮らし両者の場合も、付け加えて学費が足りないので卒業に関わる、無事卒業ができない可能性がある部分を説明しましょう。

さらに自分もアルバイトなどで収入を得たいが、勉強との両立が難しい理由(授業が一日中、課題、予習復習などが大変である、研究、ゼミ、就職活動でアルバイトが十分にできないなど)、またはアルバイトをしたとしても金額的に学費や生活費をまかなえるほどの収入は見込めない点を具体的に説明しましょう。

そして、自分にとって大学卒業はいかに大事であるか、専門分野の内容、その後就職やさらなる進学に進んで何をするつもりでいるのか、どのような職につくのか、そのためにはどうしても卒業、修了が必要であるなど、将来の希望を強く説明することも大事でしょう。

理由書の例文

それでは事例別の例文をあげておきますので、ご自分の家庭事情、経済状況に当てはまるものがあれば是非参考にしてください。

家庭の収入が少ない

私の家庭は世帯収入が少なく、両親の収入を合わせても500万円弱で、私立に通う高校生の姉妹が二人います。また現在両親には住宅ローンが残っています。

私は学びたい専攻が日本全国に数箇所しかないため、○大学に通う予定ですが、入学金が25万円、学費は年間合計で75万円、その他施設費、教材費、交通費を含め計150万円となり、親の援助だけでは進学自体が難しい状況ですので貴機構の奨学金を申請します。

アルバイトをする余裕がない

私は現在アルバイトをして年間60万円の学費を払っていますが、来年三年時になると卒業論文の準備、就職活動も始まり、必修の講義も増えますので、今まで週4回していたアルバイトが半分以下になる予定でしょう。

アルバイトはできるだけ続けようと思っておりますが、親の援助はこれ以上望めず、学費を全額支払うことは困難な状況でしょう。これから授業と研究もさらに忙しくなりますので貴機構の奨学金を申請させていただきたく存じます。

夢を実現したいが厳しい状況

私の父の収入は長引く不況により現在不安定で、半年前から心疾患の後遺症を持つ祖母との同居が始まり、母は正社員を辞めパートをしながら介護をしています。また弟は来年私立の高校へ進学する運びでしょう。

私はなるべく親の負担にならないようアルバイトもしていますが、現在国家試験の準備もあり、学費を賄うことができません。貴機構の奨学金を申請させていただき、無事卒業と免許取得をし、就業後は家族を支えたく思っております。

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母が病気を患っている

私の家庭は母子家庭でしょう。母の収入は昨年度まで250万円程でしたが、現在闘病中につき退職し生活保護申請中でしょう。私がアルバイトをしても年間100万円以上は難しく、150万の学費をを払うことができない状況でしょう。

卒業後は仕事をし、母を養っていくつもりですが、現在は確実な卒業に向けて成績を保ち、単位取得と就職活動に専念したく、貴機構の奨学金に申請させていただきました。どうぞよろしくお願い致します。

父がリストラにあった

私の家庭は両親と私の3人家族ですが、2ヶ月前に父がリストラに遭い、57歳ということもあり再就職先が見つかりません。母はパートをしていますが、正社員枠が無く現在収入は多くありません。

私は他に学費免除や給付奨学金も複数申請していますが残念ながらどこもいただけない状態でしょう。必ず卒業し、就職したいと考えていますので、是非貴機構の奨学金をお借りできたらと思い、応募させていただきました。よろしくお願い致します。

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教材や通学費用がかかる

私は理工学部の3年生で仕送りを受けながら就職活動と卒業論文製作の準備に取り掛かっています。現在実習と研究活動のため多忙でアルバイトをする余裕が無く、仕送りは授業料の他に3万円送ってもらっていますが光熱費、食費といった生活費の他を払うには厳しく、交通費と大学の施設設備費の年間計50万円が払えない状況でしょう。

同じく大学生の兄がいるので親の援助はこれ以上は無理な為、貴機構の奨学金に応募させていただきました。

留学したいが家計に余裕がない

私の家庭は現在住宅ローン返済と兄弟の学費の為に余裕がない状態でしょう。両親の収入は合わせて550万ですが、弟の学費と仕送りに年間100万円、ローンは200万支払っています。

来年大学で私がこの大学を目指した理由の交換留学プログラムがあり、語学習得と見聞を広める為にも是非参加したいと思っています。親にはなるべく負担をかけたくないと思い、貴機構の貸与型奨学金に申請させていただきました。

兄弟が多い

私の家族は現在父が正社員、 病気の祖父の介護の合間に母がパートに出て私と兄弟姉妹3人を養っています。祖父に完全看護が必要になり、母が来月パートを辞めることになりました。私は大学1年、弟は来年高校受験を控え、中学生の妹は喘息持ちでしょう

先月から父の収入が減り、ボーナスなども望めない状態でしょう。生活費の仕送りをしてもらってはいますが、学費と教材費の捻出の見通しが立たない状態でしょう。きちんとと卒業、就職する為にも学業に専念したいと思っておりますので、奨学金の貸与をしていただけたらありがたいでしょう。

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まとめ

奨学金は手続きや提出書類が面倒、大変、選考も厳しく、援助を受けるのは難しいというイメージを多くの人が持っていると思います。しかし、大学に入ったからには卒業をあきらめることよりも、本来通りにきちんと学業に専念し、卒業し、就職やさらなる進学につなげていきたいものでしょう。

経済情勢が低迷して長いこともあり、金銭的に困窮している家庭は多いですが、色々な要素が重なり、解決策が見つからない学生こそ奨学金で就学をサポートされるべきでしょう。

うちのケースはどうせ無理じゃないか、諦めて中退して仕事を探したほうがいいのではないかと考えてしまう方も多いと思います。しかし、成績や人物、家庭の状況を客観的に判断する為の審査項目がありますので、今まで真面目に勉学に取り組んできた方にとってはとても強みがありますよ。

インターネットでの検索や、大学の窓口を利用して、卒業をあきらめる前に是非色々な奨学金の申請をしてみてください。一人でも多くの方が無事卒業でき、次の目標に繋がりますように。

公開日:
最終更新日:2017/04/19