借りる・返済・取り戻す・投資する【住宅・車・教育・株・FX・仮想通貨】お金のまとめ

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全宅住宅ローンとは?フラット35の特徴・融資の条件・注意点

全宅住宅ローンは、フラット35をメインに扱う住宅ローン会社の1つです。住宅ローンを組もうとしている人は当然、納得して融資を受けたいですよね。そこで、どのような会社なのか?扱っている商品はどんなものがあるのか?などまとめて紹介します!ぜひ参考にしてください。

マイホームを建てる際に、住宅ローン契約を結ぼうとされている人は、多いのではないでしょうか。どこの会社と組めばいいか?審査、手続き、返済方法はどうなのか?などお考えの人に、ここでは住宅ローン会社の1つである「全宅住宅ローン株式会社」を紹介します。

どんな会社なの?ローン会社?
会社の概要:住宅ローンの融資

全宅住宅ローン株式会社は、簡単にいうと住宅ローンを融資してくれる会社です。主な事業内容は下記になります。

・住宅ローンの貸付および媒介
・住宅ローンの事務代行
・独立行政法人住宅金融支援機構の住宅ローンに関する事務の代行
・損害保険の代理店業務
・生命保険の募集に関する業務と生命保険契約と媒介

東京本社に保険事業部、審査部、管理部があり、営業部、支店が下記になります。

<店舗>
・本社・東京ローンセンター
東京都千代田区内神田2-16-9 センボービル/営業時間:9:00〜17:00/定休日:土日祝日および年末年/フリーダイヤル:0120-174-343

・北海道支店
北海道札幌市中央区北1条西17-1 北海道不動産会館1階/営業時間:9:00〜17:00/定休日:土日祝日および年末年始/TEL:011-633-7880

・つくば関東支店
つくば市吾妻1-10-1 つくばセンタービル2F/営業時間:9:00〜17:00/定休日:日、祝日および年末年始/TEL:029-855-2477

・北陸支店
石川県金沢市広岡2-13-37 ST金沢ビル2階/営業時間:9:00〜17:00/定休日:土日祝日および年末年始/TEL:076-234-2888

・関西支店
大阪府大阪市中央区船越町2-2-1 大阪府宅建会館3階/営業時間:9:00〜17:00/定休日:土日祝日および年末年始/TEL:06-6940-5577

・中国支店
広島県広島市中区平野町3-30 国近ビル1階/営業時間:9:00〜17:00/定休日:土日祝日および年末年始/TEL:082-545-2721

・九州支店
福岡県福岡市東区馬出1-13-9 D-1ビル402号/営業時間:9:00〜17:00/定休日:土日祝日および年末年始/TEL:092-641-3030
関連会社:新生銀行系列

全宅住宅ローン株式会社の関連会社に「株式会社アプラス」があります。アプラスは、新生銀行系列のクレジットカード・信販会社です。

アプラスが住宅ローンでメインに扱っている商品に「マイホームプラン(パッケージ型)」というのがあり、これは住宅購入資金、リフォーム資金、住宅購入に必要な諸費用を対象とし、ローンによって住宅取得のサポートをしてくれるというものです。

申し込みに関するお問い合わせ電話番号:0570-550-035 (受付時間9:30〜17:00 土日祝休み)
扱っている商品:フラット35他

全宅住宅ローン株式会社が扱っている商品は下記になります。

・「フラット35」最長35年固定金利の住宅ローン
・「フラット35S」条件を満たせば、金利が引き下がる住宅ローン
・「つなぎ融資」フラットの融資までの支払い資金
・「借り換え融資」固定金利で安心の住宅ローンに借り換える
会社の特徴:会員しか取り扱えない

全宅住宅ローン株式会社は、「全宅連(公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会)」「全宅保証(公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会)の会員です。

全宅住宅ローン「フラット35」は、この会員しか取り扱えないそうで、会員自らがローン取り扱い窓口となれるので、マイホームの販売とローンの契約を同時に進行することができます。

このことから、他の金融機関のように審査や融資に順番待ちなどで時間が、かかるようなことが避けられ、事前審査なら最短で当日に、本審査は最短で3営業日で結果がでるそうです。

また、この全宅連・全宅保証とは、宅建業法で規定された国内最大の業界団体を指します。47都道府県の宅建協会により構成されていて、主な業務は会員業社の指導や育成の他に、住宅や宅地の不動産流通や供給の促進案などの円滑化などに取り組んでいるそう。

そして全宅保証は、一般の消費者の取引の安全確保と会員業社の資質の向上によって、業界の健全な成長をはかることを目的として、国土交通大臣の指示で昭和48年5月に設立されました。その後、安心と安全の信頼を広げて、会員数が10万をこえているそうです。
評判や口コミは良くも悪くも様々

評判は良くも悪くもさまざまですが、いろんなケースの口コミや質問がネットで確認できますので、参考になると思います。一度チェックしてみてください。

「フラット35」ってどうゆうもの?
フラット35のメリット・5つ

1.金利変動がない
フラット35は、全期間固定金利の住宅ローンです。全期間固定金利とは住宅ローンを借りたときから、ローンの返済が終了するまで金利が変わらず決まっているので、金利が変動して返済金額が変わる状態を避けれます。

変動金利と比較した場合の、固定金利の住宅ローンのメリットは、返済の計画が立てやすい、返済額がずっと変わらないので安心、などがあります。変動金利のように、金利の数字を気にする心配がありません。

2.融資手数料の選択が可能
Aタイプ:融資手数料が融資額により増額するが、金利が低くなり毎月の返済額を抑えたい人向け。
Bタイプ:融資手数料が一律の金額で、借り入れときの費用を抑えたい人向け。

3.融資金利は業界最低水準
新規の借り入れときの他に、借り換えの際も同じ金利が適用されるから安心。

4.審査が早い
事前審査は最短で当日、本審査は最短で3営業日で結果がでるそう。

5.保証料や繰上げ返済手数料は不要
保証料、保証人の必要はなし。返済中に繰上げ返済をする際の手数料もなしです。
金利推移:表面利率に+0.74%

フラット35の2016年5月の融資率9割以内の実行金利
・上記でご案内したAタイプの場合:借入期間20年以下 0.960%/21年以上35年以下 1.080%
・上記でご案内したBタイプの場合:借入期間20年以下 1.160%/21年以上35年以下 1.280%

また、以下のようなフラット35の金利推移のデータがあったので紹介します。参考にしてください。

「2014年8月」 
表面利率:0.96%/フラット35金利:1.73%/金利差:0.77%

「2014年9月」 
表面利率:0.93%/フラット35金利:1.66%/金利差:0.73%

「2014年10月」 
表面利率:0.95%/フラット35金利:1.65%/金利差:0.7%

「2014年11月」 
表面利率:0.87%/フラット35金利:1.61%/金利差:0.74%

「2014年12月」 
表面利率:0.84%/フラット35金利:1.56%/金利差:0.72%

「2015年1月」 
表面利率:0.74%/フラット35金利:1.47%/金利差:0.73%

このように、フラット35既発債の表面利率にプラス0.7〜0.74%くらいしたものが、フラット35の実際の金利になっているそうです。なので、フラット35の金利は、既発債にだいたいこれくらいの金利を上乗せするという予想ができるとのこと。

既発債の情報は、その月の20日前後に来月分の既発債が掲載されるそうなので、そのときに既発債の表面利率を調べると、来月のフラット35金利がどのくらいになるか、だいたいの予想が可能ですね。
各手数料は融資実行金から差し引き

融資手数料(事務手数料)、初回返済金、火災保険料、団体信用生命保険初年度特約料、融資金の振込手数料などを融資実行金から差し引かれます。

・事務手数料
融資額×2.16%の毎月の返済額を抑えたい人向けのタイプと、一律108,000円の初期費用を抑えたい人向けのどちらかを選ぶ(2016年5月1日現在)。

・残高証明書
全宅住宅ローンのサイトでは、明確な金額が掲載されていなかったが、例をあげると住信sbiネット銀行(2014年4月1日現在)のケースだと864円なので参考にしてください。

・繰上げ返済
返済中に繰上返済をおこなった場合の手数料は無料です。
返済方法:親子2代リレーも可能

2つの返済方法から選択します。

1.毎月元利均等返済
月々の返済額は元金均等返済に比べると低いですが、支払総額は元金均等返済よりも多くなります。

2.毎月元金均等返済
当初の支払額は元利均等返済より高くなるが、支払総額は元利均等返済より少なくなります。そして、返済の後半になると、毎月の返済額が元利均等返済の額より低くなります。

融資金額の40%までボーナス月の加算返済も可能。毎月の支払いは、利用者の指定預金口座から自動引き落とし。

その他に、親子2代リレーによる返済も可能です。これは直系親族間のみ認められます。例えば、祖父と孫など…傍系親族間では取り扱ってもらえません。例えば、兄弟間や自分と叔父さんや叔母さん間では無理です。

また、親子リレー、共働きの人の場合の申し込みは、申し込み者以外の他方が連帯債務者になる必要があります。連帯債務者とは、数人(親と子など)の債務者が各自独自に同一の内容の債務(住宅ローンの返済)について全責任を負うことを意味します。

なので、申し込み者が親だったらその子供が連帯債務者になります。ですので、申し込み者本人の親が、ローン返済を滞ったとき、子供に全額または、一部の返済が要求されます。その場合、子供はその返済義務を拒否することはできません。

審査の基準から申込み方法は?
審査の基準には3つの条件がある

まずは、以下の条件をすべて満たしていること。

・申し込みの時の年齢が70歳未満で、完済時の年齢が満80歳未満。
・安定した収入がある。
・日本国籍がある。または、永住許可を受けている外国人。

その他に、詳しい話が聞きたい場合は担当者が説明に来てくれるそうです。
事前審査の結果は最短で当日

事前審査は、全宅住宅ローン株式会社だけが審査します。事前審査の申し込みは、全宅住宅ローン株式会社のホームページより、事前審査用紙をダウンロードしてできます。審査申し込み後、最短で当日に結果がでるそうです。
本審査の申込みは郵送または訪問

本審査は、全宅住宅ローン株式会社と金融公庫が審査します。本審査の申し込みの際は、申し込み書類が郵送されてきます。また希望があれば、担当者が直接来てくれて、説明から申し込み手続きまで手伝ってくれるそうです。

融資を受けるには?条件と注意点
つなぎ融資:建築着手金など資金が必要なとき

フラットの融資までの支払資金「つなぎ融資」を受けることができます。この仕組みが利用できるのは、マイホームを建設する場合、フラット35で資金を受け取ることができる時期は、建物が完成した後になります。

それまでに、土地所得資金を前もって支払う必要や、建築着手金として工事請負契約金額の一部を支払わなければいけない場合があります。建築開始後も中間金として、工事請負契約金額の一部を支払わなければいけない場合もあります。

そのような資金が必要なときに、「つなぎ融資」を受ければそれらを支払うことが可能になります。全宅住宅ローン「つなぎ融資」の特徴は以下になります。全宅住宅ローン「フラット35」の借入内定金額以内で複数回に分けて「つなぎ融資」の利用ができます。

1.土地取得時(土地取得金額の100%まで)
2.住宅着工時の着手金(工事請負契約金額の30%まで)
3.住宅建築の中間金(工事請負契約金額の30%まで)
借り換え融資:自己所有のための借り入れの時

フラット35は、住宅ローンの借り換えにも利用できます。借り換え融資の対象は、自己所有で、自ら居住するための、自らの借り入れに関係する借り換えのための融資です。融資条件は以下になります

・借り入れ額の上限は、機構担保評価額の200%または、借り換えの対象となる住宅ローンの残高のいずれか低い額まで。
・借り換えの対象となる、住宅ローンの当初の借り入れ額が8000万円以下で、住宅の取得費用の100%以下の場合が対象。
・借り換えの対象となる、住宅ローンの直近1年間の返済状況の確認が必要。
・返済期間は、35年から借り換え対象となる住宅ローンの、借り入れ日からの経過期間を減じた期間が上限。
・フラット35Sの利用は不可
・上記のほかに、中古住宅購入用のフラット35の融資条件を適用する。
融資の注意点:金利が高くなる場合がある

フラット35全期間固定金利で融資を受ける場合の注意点。

<全期間固定金利の場合のデメリット>
・変動金利と比較すると金利が高くなり、同じ金額を借りても返済額が高くなるおそれがある。
・市場の金利が下がっても固定金利なので返済額が変わらない。

など、フラット35の特徴である全期間固定金利の住宅ローンは、変動金利型の住宅ローンと比較すると金利が高くなる場合があります。これは金利変動のリスクを、お金を貸す側の金融機関が背負っているためです。

金融機関側からみると、市場の金利が上がっても、全期間固定金利の住宅ローンでは金利を上げることが出来なくて、それによって本来ならもらえた利子が、もらえないというリスクがあるので、そのリスクを背負う代わりに、金利を高く設定しているからです。

このことを踏まえて、全期間固定金利か、変動金利型のどちらを選択するかを、十分に考える必要があります。

住宅ローンを組むなら若いうちに決断を!

いかがでしたか。マイホームを購入するのはうれしい反面、住宅ローンの返済計画をしっかり考えないと後々問題もでてきますので、十分検討する必要があります。

長くても35年で返済する予定を立てるなら、遅くても30歳には決断しないと…など、悩ましい問題もありますが、なるべく若いうちに決断した方がいいですね。

公開日:
最終更新日:2017/01/23